おしゃれな和食器の色・選び方|料理が映える食器選びのコツ

おしゃれな和食器を探している方へ。  
この記事では、料理が映える「おしゃれな和食器」の色や形、選び方のコツをわかりやすく解説します。毎日の食卓やおもてなしでも使える器のヒントが満載です。  


おしゃれな食器とは?和食器が選ばれる理由

おしゃれな食器と聞くと、デザイン性の高い洋食器や、装飾のある器を思い浮かべる方も多いかもしれません。
けれど近年、「おしゃれな食器」として選ばれているのは、主張しすぎず、料理を引き立てる和食器です。

和食器の魅力は、色や形が料理と自然に調和すること。
真っ白な器が食材の色を際立たせたり、やわらかなグレーや生成りが食卓に静かなまとまりを生んだりと、「盛り付けるだけでおしゃれに見える余白」を持っています。

また、和食器は和食だけでなく、洋食やスイーツとも相性が良いのが特徴です。
シンプルな形と落ち着いた色合いは、料理ジャンルを選ばず、日常の食卓からおもてなしまで幅広く使えます。

「流行に左右されず、長く使えること」
「料理が主役になり、食卓全体が整って見えること」

こうした理由から、いまおしゃれな食器として和食器を選ぶ人が増えているのです。

 

和食器がもつ魅力とは?洋食器との違い

和食器の魅力は、料理とうつわがまるで一つの作品のように引き立て合うところにあります。食器をただの入れものではなく、うつわそのものも料理の一部と捉え、器選びから料理が始まっているのです。そのため和食器は色や形も変化に富み、同じ色や形でも素材によって手触りも与える印象もさまざま。

色や形に富む和食器 季節や行事ごとに使い分けるうつわ

左右対称の美しさよりも余白の美や侘び寂びを大切にした盛り付けに向いており、食器を選ぶときに、季節感やそこに乗せる食材、そしてその盛り付け方の想像を掻き立てる。それが和食器なのです。

 

一方、料理が主役であると考える洋食は、器はあくまでも土台。季節を問わず使えるような白いプレートが多く、整った配置や盛り付けが得意。均整の取れたコーディネートでお料理を一番に目立たせます。

均整のとれたシンプルなデザインが多い洋食器

ではそんな種類の豊富な和食器の中からどんなものを選べばお料理をおいしく見せてくれるのでしょうか?色・形・質感3つの観点からまとめていきます。

 

持っていると和食らしさが増す和食器の色

和食器の色は、料理をおいしく見せたり、季節感を伝えたりと、とても重要な要素です。選ぶ色によって、料理の印象ががらりと変わるのです。特に、白系・黒系・赤や金などの華やか系を持っていると和食らしい食卓に仕上がります。それぞれのお料理との相性は次の通りです。

 

①白・生成り

素材の色を引き立てる素朴な白いうつわ

素材の色を引き立て、どんな料理にも合わせやすいもっともベーシックな色。葉野菜の緑、たまごの黄色、ニンジンのオレンジどれも白いうつわにのせることで、色の美しさが際立ちます。

→ 貫入もデザインの一つ、和モダンな長角プレート【飛白|ひはく|34cm細平長角皿】

my noonの白・生成りの器はこちら

- ホワイトの食器
ベージュの食器

 

②藍・紺・黒

料理の色とのコントラストが美しい黒の食器

黒い器は料理に高級感をプラスし、藍や紺は和の落ち着きを感じさせる色合い。白いごはんや淡い色の料理とのコントラストも美しく、食卓にメリハリが生まれます。

→ 鮮やかな料理が映える銀鼠色の器【24cmミートプレート|悠玄】

 

色鮮やかな食材が映える深みのある黒や青の食器

また、深みのある色は、色鮮やかな食材も写りがよく、和モダンな雰囲気も出しやすいです。

→ 紺と黒が特に人気の当店で取り扱いのぎやまんシリーズ

 

煮物などの地味な色味の料理をかっこよく映す黒のうつわ

煮物や焼き物といった「色が地味になりがちな料理」をかっこよく引き立ててくれる効果もあります。

 不規則な細かい格子が上品にもカジュアルにも27.5cm皿|墨衣

my noonの藍・紺・黒の器はこちら

- ブラックの食器
- ブルー・ネイビーの食器

 

③赤・朱

和風の深い色味の赤や朱色を使った華やかな器は、食卓に和の雰囲気を出すのにぴったり。お祝い事の特別な料理を華やかに仕上げたいときにも重宝しますし、秋の季節感を出してくれる器でもあります。和菓子との相性も◎

和の雰囲気やおめでたい華やかさ秋の雰囲気を出す赤いうつわ

→ 和風の落ち着いた赤が食卓に映える「茜嵐」

my noonの赤・朱の器はこちら

- 赤の食器

 


形で選ぶおしゃれな和食器

和食器は形のバリエーションもとても豊富です。「この料理にはこの形が合う」という相性を知ることで、より自然にうつわ選びができるようになります。形別に紹介していきます。

形とお料理の相性も楽しめる和食器

 

①丸皿

種類もサイズも一番豊富で定番の形。特に和食のように「余白の美」を大切にする盛りつけにおいては、丸皿の曲線がやわらかく料理を包み込み、品よく見せてくれます。

余白を大切にする定番の丸皿

横から見たフォルムの美しい「絹衣」シリーズ

 

②角皿・長皿

和食らしさを出す角皿 盛り付けに動きが出る

和のメニューによく使われる形。焼き魚やお造り、串ものや前菜の盛り合わせなど、細長い食材や複数の品目を並べたいときに活躍します。盛りつけに動きが出るので、和の食卓をぐっと引き締めてくれます。和食らしい演出がしたい時におすすめ

置き方で模様が変わる「錦織」シリーズ

 

③小鉢・豆皿

豊富な形と色の小鉢で食卓に動きを出す

副菜や薬味、醤油皿に。小鉢や小皿類はテーブルに動きが生まれる名脇役です。また、メインプレートより冒険がしやすいので、特徴のある形のものを選んで変化をつけることで、シンプルな料理も見違えるように映えます。

和食にぴったりの上品な形が揃う小皿・豆皿

手仕事の風合いと美しい釉薬が魅力の上品な小鉢

 

一つのテーブルで様々な形の食器が並ぶ和の食卓

食卓を全て丸いプレートで統一することの多い洋食に対し、和食には一つの食卓でさまざまな形の器が並ぶことが多いです。丸皿だけ角皿だけの食卓よりも遊び心があり、またチグハグになりそうな思い切った組み合わせでもしっくりくるから不思議。和食器の持つ落ち着いた雰囲気とトーンが合っているからこそできる冒険ですね。

ザラっとした質感がおしゃれな【スクエアプレート|27㎝ |石鎚】

1つあると食卓が華やかに【10cmボウル|リンカ|カネコ小兵】

お料理を並べても小鉢を並べてもOK【飛白|ひはく|34cm細平長角皿】

かわいい丸いお重【ルフレ|スタックプレート|スタックボウル】

かわいくなりすぎない渋みのある花型【窯変釉花型トレー】

 

 

同じ色でもおしゃれ感を左右する食器の質感

和食器には、表面の手ざわりや質感もさまざまなものがあります。手に取ったときの「ぬくもり」や「ひんやり感」、「ざらっと感」や「ポコポコしたもの」など、それらもすべてが「料理の一部」として作用します。

①マットな質感

自然食材となじむマットなうつわ

つや(光沢)のない、しっとりとした手ざわり。ほんの少しざらっとした凹凸があり、手のひらに吸い付くようなやわらかさもあります。華やかさよりもどこか素朴で温かみがあり、家庭料理や自然素材の和食によく似合います。
 光を強く反射しないので、筑前煮や煮物、炊き込みご飯などのほっとする料理を盛ると、器のやさしさと調和しておいしそうに見えます。

マットな質感がおしゃれな「絹衣」シリーズ

 

 ②艶やかな質感

上品さを醸し出すツヤのある白磁の食器

光沢のあるつるっとした磁器は、上品で洗練された印象。白磁や染付など、ややフォーマルな場やお祝いの席にもふさわしく、おもてなしや和洋ミックスのお料理に◎。
 煮物やタレのかかった料理は光沢のある食器を組み合わせることで、その照りやツヤが食欲をそそります。茶碗蒸しやあんかけなどのべちゃっと見える汁気のある料理も品よく見え好相性です。

食卓を明るくするうすかる・パステルカラーシリーズ

 

季節ごとに楽しむ器の色と組み合わせ例

日本には美しく深い味わいの色彩がたくさんあります。

色は季節とも深い関係があり、春はやわらかな淡い色、夏は涼しげな藍や白磁、秋は黄土色や鉄釉などの温かみあるトーン、冬は深い紺や黒、灰釉など深みのある色を選ぶと、それだけで食卓に季節感を演出できます。

日本の四季をイメージさせる食器の色

左上から時計周りに

明るく色馴染みのいい「絹衣」シリーズ

くすみブルーがおしゃれな【藍ねず八角小付】涼しく冷たい雰囲気をまとう【白露丸浅口切立皿|藍晶】

- マットな黒が深みを増す【大皿|黒曜】深い緑と黒が上質な【ルフレ|スタックプレート|スタックボウル】

秋にぴったりブラウンを基調とした「紬」シリーズ

 

また、それぞれの時期に旬を迎える食材があります。和食器もまた、その季節の料理に寄り添い、「見た目にもおいしい」食卓をつくり出す名脇役として発展してきました。
ここでは、四季それぞれの料理と、それにふさわしい器の選び方についてご紹介します。

 春|淡い色と繊細なデザインのうつわで、芽吹きの季節を感じる

春の食卓には桜色や若草色などのやさしい色合い

春は、草木が芽吹き、花が咲き始める希望に満ちた季節。
うつわにも、桜色や若草色などのやさしい色合いが映えます。
器のふちにひっそりとあしらわれた花模様や、透かし彫りなどは春の軽やかな空気と調和します。

料理は、筍、菜の花、ふき、山菜などの春野菜を使ったおひたしや和え物を中心に。
これらを淡色の器にそっと盛るだけで、春の光を感じるようなやさしい一皿に仕上がります。

このコーディネートに使用したうつわ

22.3皿|大皿|パステルカラー|うすかる

- 大皿|スクエアプレート|27㎝ |石鎚

- ルフレ|スタックプレート|スタックボウル

ドルチェ花小付

 

夏|涼やかな素材と透け感で、暑さをやわらげる

夏の食卓にはガラスや薄手の白磁など透け感や光を通す器

蒸し暑い日本の夏。少しでも涼を感じられるよう、食卓にも「涼しさ」を取り入れたくなる季節です。
そこで活躍するのが、ガラスや薄手の白磁、青白磁などの透け感や光を通す素材。
目に触れた瞬間、ひんやりとした印象を与えてくれるこれらの器は、暑くて失いがちな食欲も補ってくれる力があります。

素麺や冷やし茶碗蒸し、冷奴やところてん、フルーツの寒天寄せなど、冷たい料理と合わせると視覚的にも体感的にも涼やかに。
器の下に氷を添えたり、すだれや透かしのある敷物をあわせると、さらに夏らしい演出が高まります。

波紋が広がるようで涼し気な【27cmリムプレート|イマージュ】

 

秋|こっくりとした色と厚みで、実りの季節を楽しむ

秋の食卓にはこっくりした色味や厚みのあるうつわでほっこり

実りの秋は、味も見た目も深みのある料理が増えてきます。
栗ごはん、きのこの炊き込みご飯、秋刀魚の塩焼き、根菜の煮物。こうした秋らしい濃い色合いの料理には、落ち着いた色味の器がよく似合います。

少し厚手で、手に持ったときに重みを感じる器には、ほっこりとした安定感があり、秋の空気をじんわりと食卓に伝えてくれます。

厚手がほっこりかわいい【オーバルボウル|28cm|リンカ】

食卓を引きしめる【スレートプレート】

 

冬|重厚感とやさしさで、温もりのある食卓を

冬の食卓には重厚感やぬくもり感じるうつわ

寒さが深まる冬は、食卓にも温かみが欠かせません。
煮込み料理やおでん、鍋物などは冬にぴったりですが、食卓がマンネリ化しがち。そんなときは、具材を盛りつけるうつわを工夫するのもポイントです。ザルやバットを使うのではなく、和食器に具材を盛りつけてみてください。それだけで食卓の雰囲気がぐっとよくなります。
取り皿や香の物を入れるうつわも黒やグレーなど色の濃い和食器や、手に収まりやすいやわらかい曲線のある鉢などを選べば、料理の湯気とともにぬくもりを演出してくれます。

このコーディネートに使用したうつわ

- 重箱|ぎやまん陶

- ぎやまん陶|4.5寸皿

- 小鉢|グレー|ウラヌス

- 窯変釉花型トレー

- 箸置き|印花三島

 

まとめ|おしゃれな和食器で豊かな食卓に

和食器は、料理をただの食事から、季節や気持ちを感じるひと皿へパワーアップしてくれる大切な存在です。
形・色・質感、それぞれに個性があり、盛りつける料理や季節との組み合わせによって、まったく異なる表情を見せてくれます。

ほんの一枚、お気に入りの器を加えるだけで、いつもの食卓が少し特別に。
面倒に思う日々のご飯作りも、あの器にこんな風に盛りつけようと想像するだけで、少し楽しみに変わります。

ぜひ、あなたの食卓にも「和食器のちから」を取り入れてみてください。
きっと料理や食事の時間がもっと楽しく豊かなひとときにしてくれるはずです。

 

当店では特におしゃれで使い勝手のいい美濃焼を中心にセレクトしています。こちらのコラムもおすすめです。

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