商品の特性と検品基準について
当店ではメーカーで検品基準をクリアしたものを入荷し、また入荷した際に再度検品を行っております。陶磁器やガラス製品の特性上、良品と判断されるものにも個体差やさまざまな症状がみられることがあります。
良品にも見られるいくつかの症状について、下記に記載しておりますので、ご購入前によくお読みいただき、商品の特性へのご理解をよろしくお願いいたします。
また、原則下記の理由による返品交換は承りかねますのでご了承の程よろしくお願いいたします。
個体差
①サイズ
記載の商品のサイズ・重量・容量は一つの商品を参考に計測しているため、誤差が生じます。
②色ムラ・焼きムラ・柄の個体差
釉薬のかかり具合によって濃淡や色ムラが生じます。また、窯内は置き場所により温度が異なるため、焼き方にムラがでます。柄物に関しても柄の出方には個体差があり、またその色の濃淡や柄をご指定いただくことはできません。
→同一商品とは思えないほどの明らかな色や柄の違いに関しては、それらを明記した上でアウトレット品として出品しております。
ピンホール
素焼きの際に、素地に残った空気や有機物(ホコリ)が焼成後に小さな穴として残ることがあります。それらが針でついた穴のように見えることからピンホールと呼ばれています。
→小さなピンホールであれば、良品としてそのままお送りさせていただいております。穴が目立つものに関しては、それらを明記した上でアウトレット品として出品しております。
釉薬の垂れ・たまり
釉薬のかけ方による釉薬のたまりや垂れが見られることがあります。
→商品の裏面等のたまりは良品としてそのままお送りさせていただいております。目立つものに関しては、それらを明記した上でアウトレット品として出品しております。
鉄粉
陶器に見られる小さな黒点です。陶土に含まれる鉄分が焼かれるときに酸化し、黒点となって現れます。
→良品としてそのままお送りさせていただいております。目立つものに関しては、それらを明記した上でアウトレット品として出品しております。
突起物
釉薬に含まれる土や砂、結晶の粒が小さな突起として現れることがあります。
→指にひっかかったり、怪我の恐れのあるもの以外は、良品としてそのままお送りさせていただいております。
鋳込み口
器の裏側に見られる丸い跡は鋳込み口(いこみぐち)と呼ばれ、圧力成形でつくられる器に土を流し込む製造工程上の際にできる跡です。
→不良品ではございません。良品としてそのままお送りさせていただいております。
貫入
デザインとして表面にヒビのような模様(貫入)入れてある商品がいくつかございます。使用しているうちに貫入に色が入る場合がありますが、陶磁器の経年変化による魅力としてお楽しみください。
多少のガタつき・歪み
焼成時の温度や、乾燥による土の縮みで多少の歪みが出たりする場合がございます。
→テーブルに置いた際にガタつく商品に関しては、それらを明記した上でアウトレット品として出品しております。
ガラス製品に見られる症状
製造上、ヨレ・気泡・つなぎ目の凹凸等が生じます。また、微細な黒い粒や、目立たない小さな傷なども見られる場合がございます。
→良品としてそのままお送りさせていただいております。目立つものに関しては、それらを明記した上でアウトレット品として出品しております。
陶磁器やガラス製品はいくつもの工程を経て完成いたします。人の手による部分も大きく、また気温などに左右される個体差もございます。
まったく同じものを生産することは特性上難しいですが、だからこそひとつひとつのうつわに表情とあたたかさを感じることができます。
それらを味わいや個性としてお楽しみいただき、当店のうつわを永く愛していただけると幸いです。