恵方巻だけじゃない、縁起のよい節分料理
節分と言えば「恵方巻」と「福豆」は定番ですが、他にもいろいろあるのはご存じですか?
代表的なものを紹介するとともに、それぞれの節分料理に合わせたおすすめのうつわを紹介していきます。
①スレートプレート×恵方巻
今年の恵方は東北東!細かく言えば東北東のやや東だそうです。
食べやすさと盛り付けを重視すると、切り分けた太巻きを並べるのが一番良いですが、やはり一年に一度の節分ぐらいは一本の太巻きを恵方を向いてかじりつきたい!
一本の太巻きをいかにおしゃれに盛りつけるか?
流行りのスレートプレートがおすすめです。
フラットタイプの長角皿にポンとそのまま乗せて、横に小鉢や豆皿に副菜やお豆をちょこっと盛りつけて一緒に並べれば、やぼったくなりがちなどーんとした太巻きもおしゃれに盛りつけできそうです。
②カネコ小兵湯のみ×福茶
福茶とはお正月や節分などの節目に飲まれる縁起の良いお茶のことですが、豆を入れることから節分のお茶というイメージが強いようです。
福茶は、梅干しや塩昆布、豆まきに使った豆を三粒ほど入れた湯呑に熱湯を注いで作るお茶です。山椒をいれたり煎茶を注ぐ場合もあるのだとか。
手のひらですっぽり包める湯のみにお湯を注いだら豆がふやけるまで待っていただく福茶。
まるで漆のような質感のカネコ小兵の湯のみ。素敵な湯のみでいただくと身も心もぽかぽかしてきます。
③アングル×いわし
焼いたいわしのにおいを鬼がいやがるという理由で節分にはいわしを飾ったり食べる風習があります。とげとげの葉の柊にいわしの頭を刺して飾ったりする地域もあるようです。
八角形でスモーキーな色のこの食器は和食にもよく合います。
塩焼きなら長皿、生姜煮ならパスタ皿というようにいわし料理のレシピに合わせてサイズも選べます。大皿なら巻き寿司と一緒にワンプレートで盛りつけるのも〇
無病息災を願う行事食なので、節分にはぜひいわし料理を一品加えてみてください。
⇒アングル
④琉球イッチン×節分蕎麦
江戸時代は大晦日ではなく、節分を年越しと考えられており、節分に食べるそばを「年越し蕎麦」と呼んでいました。現代では大晦日を年越しとするようになったため、節分に食べるそばを「節分蕎麦」として区別されるようになったのです。
いずれにしても昔から節目節目に食べられていた蕎麦。
・そばのように人生を細く長く
・悪天候にも負けない蕎麦のように強くたくましく生きたい
・箸や歯で切りやすいそばにあやかり厄を切りたい
このような願いが込められたとても縁起の良い蕎麦。栄養価も高く食事の準備も手軽で昔から優秀な食品として重宝されています。
恵方巻との相性も良いので節分のメニューはお蕎麦とお寿司で決まりですね!
⑤杵型小吸椀×鬼除け汁
けんちん汁や豚汁に豆を入れた鬼除け汁は節分汁とも呼ばれます。
こちらはどうやら豆まきに余った豆を無駄なく食べるために生まれたレシピのようです。
寒い季節ですからけんちん汁や豚汁は恵方巻にもぴったりですよね!
そこに余った豆を入れるだけで栄養価も上がり節分らしい一品になるなら、やってみない手はないですね。
イベントや行事の時のテーブルは、人数や品数が多くごちゃっとしがち。
こちらの杵型の小吸椀は省スペースで見た目にもすっきり。和食コーディネート上品に引きたてる逸品です。
⑥ぎやまん陶4.5寸皿×福豆
節分といえば豆まき!鬼は外!福は内!と福豆をまいたあとは、しっかり食べるのも忘れずに。
歳の数や歳の数プラス1食べると良いと言われている福豆。
東北より北の地域では落花生をまくところもあるそうですが、殻付きの落花生ならまいた後にも食べることができますね!
福豆や落花生の淡い茶色のお豆が良く映えるこのぎやまん陶の茄子紺ブルーの小皿。忘れないようそれぞれの歳の数のお豆を乗せて食卓に添えましょう。
以上代表的なものを紹介しましたが、意外とたくさんある節分料理。
調べると「くじら」や「こんにゃく」を食べる地域もあるそうですが、こちらは初耳でした!
昔からの言い伝えや縁起担ぎではありますが、どれも冬にぴったりで健康的な食材ばかりですので、一年の健康を祈っていろんな節分料理にチャレンジしてみてください!